険しく深い山中を歩いていると・・・
■本日の【金の魂語】(きんのたまご)20241031
先日、訳あって(笑;)険しく深い山中を歩いていると…
青いリードを着けた白い小型犬が、茂みの中でブルブル震えていたので、
刺激しないように近付いて…
「大丈夫だよ。なんで…こんなところにいるの?迷子になっちゃった?」
と、安心させるように優しく声を掛けてリードを握ってあげると、
腰を低く尻尾を下げて震えながらも、ゆっくり近付いて来てくれたので、
抱き抱えて、リュックに入ってたメッシュのカバンに入れて山を降り…車に乗せて、近くの交番に向かいました。
交番で犬の特徴を伝え、迷子届けが出ていないか?確認すると…
確かに、二ヶ月前…山の麓の河川敷で散歩中の小型犬が逃げ出してしまったと、届けが出ていて、写真を見せて貰うとリードも何もかもそっくりで、
「間違いないです!この子ですよ…飼い主さんに電話して頂けませんか?あっ!ワンちゃん連れて来ますね。」
と、言って…車に向かい、
後部座席に置いた箱の中にバスタオルを敷いてあげたら、そこに丸くなっていたワンちゃんを…
「良かったね!!お家帰れるょ!!」と言いながら見ると…嘘のように姿がなくなっていて;
さっきまで綺麗な状態だったのに;一瞬でボロボロになった;青い首輪とリードだけが残っているだけでした。
同乗者も、山に同行していた人たちも“確かにワンちゃんを見ています”し…;
お水も飲ませましたし;ヨシヨシもしていました;。
交番の駐車場に向けられた防犯カメラを確認しても…
犬を連れ去る人も、ドアを開けて逃げる犬も映ってはいませんでした。
そうこうしているうちに、飼い主さんが来られて…
事の経緯を話して;残っていた首輪とリードを見せると…「確かに、あの子のものです…。。」
と、ご夫婦揃って仰いました。
その後…「さっき、こちらへ向かっている車内で…後部座席から「キャンッ!キャンッ!」とあの子の可愛い鳴き声がして、あの子の姿をミラー越しに2人で見たんです…。」と。
ご夫婦の車の後部座席には、さっきのワンちゃんの姿が…。
「実は、私は霊能者なんです。訳がありまして山中の(地図を指差して)この辺りを歩いていたのですが、
こんな所に?と思う場所にワンちゃんはいまして…震えて怯えていました。
相当怖い思いをしたのかも知れません。(←言わなければ良かった;)猛省中です;)だから、お2人の元に帰りたかったのでしょうね…。
しっかり、車の後部座席に座っています。白地に青いフリルの付いたTシャツを着ていますよ。
お氣に入りでしたかぁ?尻尾振ってますぅ…。」
と話すと…
「はい!お氣に入りで…さっきミラー越しに見た姿も、そうでした…;帰りたかったんですね…。」
と、涙されました。
お散歩のときにはめる青い首輪とリードが好きではなくて、急に暴れて離れて山の中へ入って行ってしまったようでした。
その後、ワンちゃんに何が起きたのかは…視えましたが…お伝えはしませんでした。
…でも…戻れた…。
嬉しそうに尻尾を振って、飼い主さんご夫婦と帰って行きました。暫く一緒に過ごして、安心して…光り輝くあちら側へ向かうはずです。
お巡りさんは、とても不思議そうに一部始終を見て聞いておられましたが…
「後は、こちらでやっておきます…」と拾得物など様々紛らわしいことの手続きを仰っていたのでしょうが、
笑顔で「ありがとうございました」と、頭を下げて下さいました。
皆さんも、犬や猫にリードやハーネスを装着して散歩させる際には、
「もしも」「万が一」を想定しておくことを忘れないようにして下さい。
実は、公園などで猫を散歩中に急に暴れ出し、
リードとハーネスを外していなくなってしまうケースは…本当に多いのです。
犬は、急に走り出すなどして…飼い主さんがスマホなどを操作中で、うっかりリードを離してしまうケースが多いです。
十分に念を入れておいて下さい。
また、これから朝晩が冷え込んできます。
車に乗車する際は、事前に…猫がエンジンルームやタイヤの上などにいるケースを想定した確認を怠らないようにしましょう。
これらも「利他愛」ですね。
この時期、犬猫の保護頭数が急激に増加致します。
「動物愛護募金」と毛布やバスタオルなどのご協力を宜しくお願い申し上げます。
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