美鈴サンタ2019’広島

美鈴サンタ広島スタッフレポート

訪問先
1)丸石こどもの家
2)広島新生学園


広島・丸石こどもの家

施設名:社会福祉法人さくら福祉会
児童養護施設丸石こどもの家
住所:広島県廿日市市丸石1丁目1-12
訪問者:和田正義・和田和美

丸石こどもの家 (1)

 

美鈴サンタとしてこちらの施設に来させていただくのは、今年で7回目になりました。以前の場所から移転し、施設名も「津田子どもの家」から「丸石こどもの家」に変わりました。毎年、施設の方から子どもたちの様子や児童養護施設の現状について話を聞かせていただいています。

移転に伴い、児童養護施設と隣接して児童家庭支援センター「コスモス」がありました。児童家庭支援センターとは、こどもの家庭の問題について相談を受け、支援していく児童福祉施設だそうです。相談される方も多いと聞き、必要とされる施設だと感じました。

丸石こどもの家の基本理念は、以前と変わらず『子どもの最善の利益のために』です。基本方針は、『児童の安心・安全な生活を保障する』『児童と職員との愛着関係や信頼関係を形成する』『自立した社会生活に必要な基礎的な力を形成する』『家族、行政、学校、地域との連携を図る』『よりよい児童養育のための人材の育成と職員間のコミュニケーションを充実させる』です。

以前は約10名で生活していた子どもたちでしたが、ここでは6名ずつのホームに分かれ、少人数でより家庭に近い環境で生活を始めていました。

施設の中を見学させていただきました。

丸石こどもの家 (2)

 

丸石こどもの家 (3)

 

丸石こどもの家 (4)

 

丸石こどもの家 (5)

 

施設の中は、温かみのある内装で、とてもきれいでした。子どもたちが落ち着いて過ごせる環境が整えられていました。また、部屋の名前は、一緒に使う子どもたち同士で話し合い決めるようにされているそうです。

丸石こどもの家 (6)

2階の部屋から見える景色です。

一面に海が広がり、眺めは最高でした。私たちも、眺めていると時間を忘れるくらいとても心地よい気持ちになりました。

最近では、ここの施設から大学に行く子どもさんもおられるそうです。夢を持ち頑張る仲間が、他のみんなの励みや目標になっているそうです。子どもたちの未来が明るく幸せでありますように、みなさまと共に心から祈っております。

広島・広島新生学園

施設名:社会福祉法人広島新生学園
児童養護施設・児童心理治療施設広島新生学園
住所:広島県東広島市西条町田口391-2
訪問者:和田正義・和田和美

広島新生学園

 

東広島市西条にある新生学園に訪問し、皆様からのメッセージを届けました。新生学園の訪問は、今年で6回目になりました。毎年、上栗園長先生から、子どもたちの様子や、子どもの育ちに大切なことなど色々なお話を聞かせていただいております。

子どもたちの多くは親から虐待を受けています。その他には、親が薬物、サラ金、ギャンブルなどに染まり、適切な養育ができなくなった場合もあるそうです。
上栗先生がいつも言われることは、「親を超え、再び同じことを繰り返さない。」です。人は自己を形成していくなかで、親を同一視するため、親の道徳心が子どもの道徳心となるとも言われています。親の存在を反面教師とすることができれば良いのですが、悲しいことに親からされたことを自分もしてしまう人になってしまうのが現実です。

新生学園の方針は、以下の通りです。
① スポーツによる集団指導により、協調性・遵法制・責任感・忍耐力を高め体力と礼節の増進を図る。
② 児童の自治活動を助長し、自主性・自律性・責任感を高める。
③ 学習環境を整備し、学習意欲を促進し、学力の増進を図る。
④ 余暇活動を積極的に指導し、創造性を高め、個性を伸ばす。
⑤ ボランティアを積極的に導入し、社会資源を活用する。

この方針のなかで、育った子どもたちは、「親を超え、再び同じことを繰り返さない」そうです。
施設から巣立った子どもたちが、自分も家族も幸せにできること。このことが、幸せな社会をつくることに繋がると思います。

これからも、たくさんの子どもたちの幸せを皆さんと共に願い、私にできることを探していきたいと思います。

 


感謝状が届きました

丸石こどもの家さんから、美鈴サンタ2019’の感謝状が届きました。(2019.12.24)

ありがとうございます。

丸石こどもの家

丸石こどもの家さんから、美鈴サンタ2019’の感謝状が届きました。(2020.1.17)

ありがとうございます。

丸石こどもの家 (1) 丸石こどもの家 (2) 丸石こどもの家 (3)

 


 

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