上から目線で見ると

2.金の魂語

■本日の【金の魂語】(きんのたまご)20231007

昔の人々は、道端の石や雑草にも…
「神さまが宿る」と考えていました。

お仏像なども…お氣付きでしょうか?

同じ目線や上から見ても目は合いません。
正座するなどして手を合わせ、下から拝んでやっと…
目が合うようなっています。

畏敬の念を持って下から見上げたとき、はじめて…
仏さまに出逢えるのですよね。

そうです。
常に、他者や自然に存在する物…すべてのものに対して、
畏敬の念を持って“下から目線”で見上げることができれば、

目の前には、神や仏が現れるのです。

自然科学的に上から目線で物事を考察する癖がついてしまった現代人には、

同時に「心のゆとり」も無くなってしまいました。

ですから、意識して…
鉱物や植物、動物に対しても『自分よりも尊い存在だ』と“下から目線”で見るクセをつけたり、

年齢や性別に関係なく、誰に対しても畏敬の念を持って“見上げること”で…今より高いステージで生きることができるようになるはずです。

上から目線で見ると、全ては…「ただの物質」で「ただの他人」です。

そのままでは…私たちが「生まれ生きる意味」も「本来の心」も取り戻すことなく、

「神や仏も目に映すことができない」残念な一生となってしまうのです。

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