保護依頼を頂いて出動した現場は

2.金の魂語

■本日の【金の魂語】(きんのたまご)20250519

今日、保護依頼を頂いて出動した現場は、農業を営んでおられた老父婦のポツンと一軒家。

立て続けにお二人とも体調を崩され、病院に入院され、今は施設で介護を受けなくては生活できない状況になられたようで…

お家には、帰ることが出来なくなってしまったとのことでした。

実は、そのご自宅には…
家の中で飼われていた小型犬が一頭と猫が二匹いたらしく、

施設の方から、“約半年ほど…放置されているらしい”と保健所へ連絡があり、今回レスキューに行くことになったのですが、

ご自宅へ到着して…お庭から…もぅ、大変な状況になっていて、(これは、悲惨なことになっているかも知れない…;)と覚悟して玄関を確認して、そっと開けてみると…

中から細い…犬の鳴き声がして…猫が一匹、足を引き摺るように歩いて出てきました。

すると、玄関から“お隣さん”と言う方が訪ねてこられて…「ご夫婦がいなくなられて直ぐにね、泥棒が入って!どうもね…犬と猫を蹴ったり踏んだりしたみたいなのよ…。

可哀想だから、私がたまに餌をあげに来てたんだけどね…。」と、仰って…息が止まるかと思う程の衝撃と、その様子を映像で霊視したのですが…、

泥棒は、その方のご主人と、この家の老夫婦の親族だと分かりました。

激しく蹴られたりして…二匹いた内の一匹は、庭に走りでて…しばらく走った先の竹藪で亡くなってしまっていました。

…何とも言えない感情が湧き上がって来ましたが、兎に角、小型犬の様子を確認するために奥の部屋へ行きました。家の中は荒らされ…本当に悲惨な状況です。

そんな部屋の片隅に怯える小型の老犬を見つけ…「もう、大丈夫だよ…おいで…自分で歩ける?」と、声を掛けると恐る恐る近づいて来て尻尾を振り出しました。

肋骨を骨折した形跡と顎が少し歪んでいたのと、脚を強打して捻挫したような感じで…痩せて背骨が出てしまっていたのですが…

私を見て安心したように擦り擦りして…抱き上げると(離さないで!)って聴こえた感じがしました。

猫ちゃんも、安心したように抱っこされて…一緒に病院を受診しました。

いつも、悪い人間の餌食になって辛い思いをするのは…言葉を発しない小さな存在です。

また…今日も、この子たちの経験と感情がダイレクトに伝わってきて…しっかり傷付きました。

最近では、物価高騰などの煽りもあってでしょうが…これまで以上に『犬猫の保護とかボランティアなんて…頭がおかしいのではないか?』と言われたりします。

こんな時代だからこそ!!
動物や自然に寄り添わないでどうするのでしょう…。

「寄り添わない」「愛のない」その先の未来に、何があるのでしょうか?

私は、死ぬまで傷付き続けます。
理不尽と向き合っていきます。
小さな命を…絶対に、裏切りません!!

ご理解下さる皆さんの支えを糧に、
絶対に、諦めません!!

今回もこのお家の老夫婦に、介護施設のスタッフさんに伝言をお願いし「うーん、お二人共分られないかも知れませんが…伝えてみますね…」と言われていたのですが、耳元で…

『「ワンちゃんと猫ちゃんは、無事に保護されて…幸せになったんだって!」と、お伝えすると…お爺ちゃんもお婆ちゃんも、言葉は発せられない状況でも、涙を流されてお口をぱくぱく動かしながら「ありがとう」と仰られたようでした!』とスタッフさんも涙ぐんで伝えて下さいました。

お子さんはいらっしゃらないご夫婦でしたので、ワンちゃんや猫ちゃんを子どものように大事に育てておられたのでしょう。

亡くなってしまった可哀想な一匹の猫ちゃんは、しっかりと弔いました。

悪いことをした人間には、カルマが必ず返ります。
天に委ねながら…、私は、保護できた子たちを、しっかり幸せにします。

この子たちが、夜、安心してイビキをかいて寝る姿を見るのが…一番の癒しなんです…涙。。

※動物愛護募金はこちらからm(_ _)m
⇒ https://misuzu-message.com/bokin/

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