御守り
■本日の【金の魂語】(きんのたまご)20210420
ホスピスでは…
毎回、「生きること」について考えさせられます。
同じ、痛みを緩和するためのお薬が、
効く人、効かない人…
苦しむ人、苦しまない人…
最期まで自分の身の回りのことができる人、できない人…
「ありがとう」が言える人、言えない人…
「自分だったから良かった」と笑顔をつくれる人、
「なぜ、自分なんだ…」と最期までしかめっ面の人…
「私は、幸せでした」と言える人、言えない人…
家族や自分が困らないようにと“遺書”を書いておける人と、
どうしても“遺書”が書けない人…
それは、それは…
様々な生き方や逝き方に寄り添わせて頂きながら、
心が動かない日はありません。
そのようななかで、2つだけ…
ハッキリと言えることがあります。
それは…
“なぜ、この世に生まれてきたのか”
“なぜ、生きているのか”
を、理解することと、
病気を“受け入れること”
の、2つ…。
苦しみや痛みを緩和して、
この先をより良く生きるために必要不可欠な「御守り」だと思います。
背中を摩って、マッサージをして、カウンセリングを行いながら、
必要な方には、“今後のこと”についてお話しします。
そのとき、最低限…この2つのことを理解して下さっている方の
殆どが…
「死後の恐怖が無くなった瞬間、痛みがましになりました。
何か…とってもラクになりました。」
と、仰います。
とても辛い辛い苦しい苦しい「病」という学びのなかで…
忘れてはいけないのは、上記の2つの御守りと、
苦しみのなかでも“足るを知る”ということ…
「病」だけれど、これもできる・あれもできると、
「ありがとう」と感謝を忘れず、笑顔を忘れないこと…
決して、「病」に心の自由まで奪われてしまわないことが、
大切なのではないか…と、思います。
「病」について…
ここでは、書ききれませんね。
今、このときも…
「病」に苦しんでおられる方のために、
今夜も祈りを捧げます。
少しでも、“緩(ゆる)まりますように…”。
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※Instagram「小梅、おとめ、小雪」更新しました↓↓↓
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