自然・山岳信仰を

■本日の【金の魂語】(きんのたまご)20250819
昔は、登山が許されたのは修験者や神職だけでした。
自然信仰の中でも霊峰は、神々が降り立つ場所であり、御霊が天に登る際には霊峰を辿るということから、山岳信仰として崇められて来ました。
山々の樹木や植物、動物、昆虫、鉱物、湧水まで…全て、霊力・神が宿る神聖なもの、生命の源などとして、畏れ敬い大切に守られて来たのです。
だから、この国は…自然も美しく、水も美味しく、空氣も美味しかった。
山から海に流れ出る栄養素が豊な海を育んでもいました。
自然信仰も山岳信仰も山々が与えてくれる美しく美味しい恵みも…
今では、過去形で表現しなければなりません。
全てを穢し、殺し、枯らしてきたのは…他のどの生き物でもない人間です。
私たち人間皆の責任なのです。
自然災害、動物による被害…それらは、全て…
人間の責任なのですから、改心し、改善していくのは、他でもない人間でなければなりません。
数年前から、『海山…自然は人祓いを始めています』。
『これ以上、一本たりとも樹木を切り倒すことも、水を穢し、土を持ち出すことも、使神を殺めることも、磐を崩すことも許さない!』とも仰います。
「仕方ない」は通用しない。
信仰を持たない人でも、「カルマの法則」を考えて行動しないと、大変なことになると言うことなのです。
九州は、昔は熊の生息地でした。
今はいません。火山の噴火と人間の乱獲によって絶滅しました。
なので九州は、その負のカルマを背負っています。
熊が多い東北地方や北海道は、無駄な殺生はせず、自然・山岳信仰に重きをおいて…熊も神の使いと祀り・畏れ、共存してきたのです。
しかし、そのバランスも人間によって狂わされ…共存が難しい状況に陥いろうとしています。
今、改心・改善し、日本人みんなで自然・山岳信仰を蘇らせなければ…どちらにも未来がありません。
“みんな”で、“全員”で、改心・改善しなければならないのです。
–
※動物愛護募金はこちらからm(_ _)m
⇒ https://misuzu-message.com/bokin/