本日の【金の魂語】(きんのたまご)20180128
何かや誰かを「演じること」は…
“誰かと”生きる上で、
必要なことなのではないでしょうか。
介護でも、看護でも、子育てでも…
「自分ではない他の誰か」を演じることで、
目の前の人の心や魂に寄り添うことが出来ることがあります。
『お看取り』でも、
最期の時を迎えようとしている方の、
様々な理由で疎遠になられた愛する人や、
遠く離れた場所で暮らすご家族…
小学校時代の恩師や職場の同僚だった方などなど、
それはそれは様々な人となって、
謝ったり、手を握ったり、励ましたり…
子育てでも、
〇〇ちゃんママを演じなければならないこともありますよね。
“自分がどう見られるか”の自己愛からの動機では無く、
あくまでも子どもに寄り添って…
ママ友や子どものお友だちに対しての最低限必要な立ち居振る舞い、
我が子や家族の前での、
厳しいママ、優しいママ、カッコいいママ、楽しいママ…
感情ではなく理性で、
「今、どうすることが子どもにとってプラスとなるのだろう…」
「今、この子の魂は何を求めているのだろう」
と、寄り添うことで“どうしてあげるべきか”が見えてくるのです。
介護でも、“その方の人生にどれだけ関わってきたか”によって、
なかなか割り切って考えることも難しい場合もあるかもしれません。
けれども、認知症やアルツハイマー病の方に寄り添うときには、
「そう来たか!」「そう来るか!」で、
感情ではなく、知性と理性で想像力 フル稼働で、
コロコロと誰かを演じることを舞台役者のように楽しんで
演じた方が、お互いに良い結果を招くことが多くあります。
「演じる」と言えば、悪く聞こえてしまうかもしれませんが、
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誰かの幸せ、誰かの喜びのため…誰かに寄り添う「愛」が動機なら、
誰も悪い気持ちにはならないはずです。
そこに、少しでも自己愛からくる感情が混じらない混じりっけゼロで、
愛をもって演じることは、嘘や裏切り、偽りとは全く対局にある善意なのです。
人は誰でも、本能からか…
自分をかばって演じることは無意識にできても、
誰かのために演じることは苦手なのだと思うのです。
自分に強くなりましょう。
誰かのために優しくなりましょう。
愛を持って生きましょう。
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