本日の【金の魂語】(きんのたまご)20180730
車高を低く、内装も煌びやかに改造した
“ヤンチャな車”に乗った、
二十代前半であろう、
いかにも“ヤンチャそうなカップル”が…
大事そうにケージバッグの中に入った猫を抱えて
動物病院に入ってきました。
そして、礼儀正しく周囲に挨拶をし、
礼儀正しく診察を受けて、
「可愛い猫ちゃんですね」と声を掛けると、
また礼儀正しく「ありがとうございます」と笑顔で返してくれました。
とても綺麗な猫ちゃんだったので、
「お手入れをこまめになさるんですね。美猫ちゃんですね。」
などと、また声を掛けると…
「この子、保護猫なんです。まだ、片手のひらに乗るくらい
小さかったんですけど、道路の真ん中にうずくまっていて…
必死な思いで保護したんです。」と、
髪をシルバーとピンクに染めて、真っ赤な口紅、真っ赤な爪、
肩の大きく開いたトップスにマイクロミニのスカートをはいた彼女さんが、
「今でも、保護したときのことを思い出すと震えるくらい…
目の前で車にひかれてたりしたら…って考えてしまって怖いんです。」
と、目を潤ませて話してくれました。
「そうなんだ…。でも、とっても良いことしたねぇ。すごい偉い!
それから、大事に育ててくれてるんだねぇ。猫ちゃんが幸せそうだから
よ~くわかるよ。」と、返すと
今度は、脚にタトゥーの入った彼氏さんが…
「僕ら、こんなんだし良く誤解されるんですけど、結構、普段から
安全運転を心掛けてて、動物が飛び出してきたり、この子みたいに
捨て猫が道路側とか車道にいるかもしれないんで気を付けてるんですよ。
こっちの親(彼女さんの両親)も僕んちの親も、動物が好きで…
車を運転するときには、常に意識するように教えられてきたんです。
それに、勝手に道路とか家とかビルとか作って動物たちが住み難いように
してるのは人間だし、そんな人間に、そんな人間が楽をするための道具で
命まで奪われたら、動物たちはたまったもんじゃないですもんね。
……あれ!?俺、めっちゃ喋りすぎてる?(って、彼女さんに小声で)」
と、真剣に話してくれました。
きっと、“この人は何かよく分からないけど聞いてくれそうな人だ”と
判断されたのでは?と、私が勝手に解釈しているのですが;
改めて感動しました。
両親や周囲の大人たちが、正しい「愛」を
子どもたちにしっかり実践の中で教えることができたなら…
それは、確実に子どもたちの心や魂に根を張って、
子どもたちの実践のもと大きく育まれるのだと実感しました。
私は、昨晩保護した子猫の診察を受けるために、
いつも協力して下さっている動物病院の待ち合い室にいました。
実は、保護する際…
ちょっとした不注意で;夜間救急病院にて処置していただかなくては
ならないような怪我をするというミスを犯してしまいました;
皆さんも、動物を保護する際は十分に気を付けて行って下さいね。。
それにしても、保護が必要な動物たちが、気が遠くなりそうなほど
たくさん存在しています。
ひとりでも多くの人が、“気が付いて”くれますように…
祈りながらの実践あるのみですね。
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