命に優先や「重い軽い」なんてあるのでしょうか？

2023.10.09

2.金の魂語

■本日の【金の魂語】(きんのたまご)20231009

（1）
野晒しにされた深いドラム缶の中に…小さな子猫が5匹捨てられていました。

底には錆びた雨水が溜まっていて…2匹は…力尽きてしまっていました。

残りの3匹も…入院中ですが、予断を許さない状況です。

（2）
飼い主が、人里離れた山奥の畑で獣除け目的で…ボロボロに朽ちた小さな犬小屋に短いロープで繋いでいた中型犬2頭…

通報を受けて見に行ったときには、1頭は飲まず食わずで力尽き、1頭もあばらが見えるほどに痩せて酷い状態で…

入院中ですが、こちらも予断を許さない状況です。

飼い主は入院中で、世話を頼んでいた家族が「山の畑は怖いから」とか「虫が苦手だから」などの理由で、長期間一度もお世話をしに行っていなかったそうです。

（3）
「家の前に、子猫の頭が落ちてる！」と相談がありました。

急いで現場に向かうと、可哀想に…野良猫がガレージの中の車のエンジンルームで出産し、育てていた子猫だと言うことが分かりました。

相談者さんは、ただただ…
「気持ち悪い」「嫌だ…」「そんなの分からないもんね！車の中にいるとね！」などと

勝手なことをつらつらと仰っているので無視しながら捜索すると、車のエンジンルームの中から2匹の子猫と頭のない子猫の体を発見しました。

エンジンをかけた時に変な音がしたと仰っていたので…そのときに切断されてしまったのでしょう。

久しぶりに車を動かして、近くのスーパーまで買い物に行かれたそうですが、

野良猫がガレージに出入りしていることも、何となく子猫の鳴き声がするのも氣がついておられました。

2匹の子猫と親猫を保護しましたが…、終始、

「被害者は、こっちよね！」という血も涙もないような態度に、

正直…ここでは書けないような感情が湧き立ちました。

頭と胴体の離れてしまった子も連れて帰り、ちゃんと埋葬しました。