もう二度と・・・元に戻すことのできない神の地

2.金の魂語

■本日の【金の魂語】(きんのたまご)20220823

「だぁるまさんが転んだ!」

私が小6か小5のころ、季節はちょうど今くらいでした…。ひぐらしが鳴き出した夕方…

母方の祖母の家で、近くの家の帰省していた初対面のお孫さんたちと一緒に「だるまさんが転んだ」をして7人で遊んでいました。

ちょうど、私が鬼から始まったのですが…
「だぁるまさんが転んだっ!」と振り返ってみんなの方を見ると、そこに、これまでいなかったはずの、浴衣を着た男の子が、みんなの後ろにいて…

その後、振り返るたびに、だんだんその子は近くに来て…
5回目くらいに、「…転んだっ!」って振り返った瞬間、私に…その子が抱き着いていて、

たまらず「ぎゃーっ!!」と叫んでしまったのですが、その子は冷静に抱き着いたままニッコリ笑って…「お姉ちゃん…大好き。神さまが良い子良い子って。これあげる!」
と、言って私の手に小さな苔玉を握らせました。

(その時、長い間時間が止まっていたかのような感覚と、男の子の白過ぎる肌と深くて綺麗な青い瞳と、爽快感に包まれる感じは、一生忘れられません。)

…すると、「また、遊ぼうね!」と言って、その子は消えたのですが…抱き着かれた服はびっしょり水で濡れていて…(男の子の服は、カラッとしているように見えたのですが…;)心臓がバクバク騒いで、

子どもたちも「どうしたの?」って騒いでいましたが、急いで、家の中に入って着替えて濡れた服は外の物干し竿に干したのをハッキリと覚えています。

まだ、落ち着かず…一人で縁側に座って震えていると、お祖父ちゃんが隣に座って「どげんしたとね?」と声を掛けてくれたので、私は、今起きたことを話しました。

お祖父ちゃんは、苔玉を見ながら…「あぁ!今朝は、村の水神さまのお祀りじゃったばってんか…こん苔玉は、そん水神さまがとこい(所)の苔玉にそっくい(そっくり)じゃ…。

水神さまやねかったどかい?ほんなら、まだお日さんが沈まん内にご挨拶に行こかい。」と言って、山の上の水源地の水神さまにお参りに行きました。

そこには、さっきの男の子がいて…
「バレちゃった…ふふふっ笑」と言って合掌しながら消えました。

確かに…苔生し田山肌からシタシタと流れる綺麗な水の下には、綺麗な丸い苔玉がコロコロあって、その下には、良く鍾乳洞などで見かける雫の下の結晶のような丸い白い石がコロコロしてました。

お祖父ちゃんに言うと、「有り難えなぁ〜」と言いながら水神さまに手を合わせて、「水も山も大事にしもん(します)でなぁ〜」と深々と頭を下げました。

苔玉は、その後もお祖父ちゃんが山水を掛けて大事に大事に育ててくれました。

山水を引いている水道の側で苔玉を育てていたので、大きく苔は広がって、、凄く良い色のふかふかの苔庭が出来ていました。

怪我をしても、その水で傷口を流すと直ぐ治ったり、その水を飲むと身体がすーっと綺麗になるのが分かったり、母は父のことで胃が痛むときには、その水をわざわざ実家に戻って飲んでいました。

それが、近頃では…
水神さまをお祀りをしていた方々は、皆さん帰幽され、過疎化が進み過ぎた村では、肉にするための黒牛家畜農家が規模を広げ…山を崩し、水を汚し、何も知らない知ろうともしない大阪の業者が大規模な太陽光発電所を作り、とうとう…山水は枯れてしまいました。

何度も、何度も、警告しましたし、その家で起こる不可解な出来事や不幸事などの原因であることも話しましたが、お金に目が眩んだ人間は、恐れてはいながら右から左に聞き流し続け、とうとう暴言を吐くまでになってしまいました。

先日、水神さまへの道も姿を変えてはいましたが、社を訪れました…。案の定…勝手に取り壊されてしまって変わり果てた荒れた土地になっていました。勿論…男の子の姿もありませんでした。

今後、どのように償っていけば良いのか…

どこまで人間は愚かなのでしょうか…

この世は地獄です。

もう二度と…元に戻すことのできない神の地を…これだけ壊し続けた人間の末路を霊視しながら…やるせない思いでいっぱいです。

「カルマの法則」はここにも働いているのです。牛肉を売る人、食べる人、大規模な太陽光発電を許す人、何もしないで見ているだけの人、無関心な人…みんな…同じカルマが生じるのです。

霊現象なんかよりも、よっぽど…人間の欲や執着・傲慢さが恐ろしい。



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